2008年5月19日月曜日

いつか必ず・・・書く(勝つ)!


昨日の仙台大会はたくさんの方にご声援をいただき、
どうもありがとうございました。
(画像は差し入れにいただいたお菓子などの一部になります。
いただいたお菓子のタイトルが、これまた涙を誘うのです。
「鯛安吉日」「楽笑栗」・・・
こんな気持ちの込められた差し入れはありません!
本当にどうもありがとうございました。美味しかったです)
リザルトのアップが速い時代ですので、皆さんもうご存知かと思いますが
山口孝徳選手は11位でゴールとなりました。

先日、私が「あなたのアンラッキーを中和するためにお守りを」などと
書いたその日、実は、山口選手は突風にあおられ、転倒、
頭部6針縫合、肋骨2本・骨盤の骨折、左側を強打し、
一時は自力で階段が上がれないほどでした。
これまでに、肋骨を折っていても、公式戦で優勝をしているし、
以前、フィリピンで行なわれたアジア大陸選手権大会でも
肋骨を折っていながらも、準優勝になっています。

ですので、私は、肋骨を骨折していても「それが何か?」ぐらいの
気持ちでいたのです。
しかしそんな私の軽い気持ちはすぐに吹き飛びました。

仙台大会のための調整でトレーニングに出かけた山中で
(その日は自宅近くの気温が11月並に下がり、
強風で落石もとても多かったそうです)
突風に身体をもっていかれ、転倒、数分意識不明のまま放置され
救急車で病院に運ばれた時には、意識混濁があり、
意味不明なことをしゃべっていたそうです。

本題はここからです。
通常、何があってもリタイヤを選択しない山口孝徳選手ですが
今回ばかりは肝心の足が動かなかったこともあり
仙台大会への出場を取りやめる、と申し出がありました。
この足では走れない、と。
私がこれまでで聞いた言葉の中で一番のショックを体験。

TEAMスタッフへ連携し、今後のことを話あったり
本当にバタバタと時間だけが過ぎていきました。
うううん、そうじゃない。
私の中でぐるぐるしていた言葉は「なんで山口孝徳選手ばっかり・・・」。

翌日、スポンサーでお世話になっているアミノバイタルプロを
がぶ飲みし(こんな飲み方をして申し訳ありません!)、復活。
仙台へ移動となりました。

レース中、あとひとり!が抜けなくて、追いつかなくて、11位。
今日のこの段階では、北京オリンピックの代表者選考会の
メンバーに入っておりません。よって、次戦の八幡浜大会は
普通の公式戦出場扱いになっています。

この状況を知るTEAM員のみなさんから、もう泣けて泣けてぐぐっとくる
温かいメッセージが沢山届けられています。
そのエールを読みながら、お顔を思い出し、私の右手はいつのまにか・・・
握りこぶしが作られていました。
負けちゃダメだ!自分に、こんな事態に、って。

皆さんにお願いがあります。
どうか山口孝徳選手に「レースを棄権」することを勧めないで下さい。
むしろ「こんなことに、負けんなよ!」と、ご声援をお願いしたいのです。
こんなことをお願いする私は非情かもしれません。
でも、自分の進むべき道は、誰でもない、自分で決めないとその次・・・
前へ歩めないことを私は知っています。

また、山口孝徳という選手はこれまで何度も逆境をバネにしてきた選手です。
私の言うことなんて聞くような人ではありません。
もし、聞いてくれる人生を歩んでいたのなら、きっと、今頃、
彼の職業は「MTBプロサイクリスト」・・・ではない。
だからこそ、「頑張って!」という美しい日本語を彼に届けてほしいのです。

そして私は、いつか、これらの不運を・・・いえ、
彼がアンラッキーにもめげず、戦い続けたことを書きたい。
いつか、必ず、私は、書く!

2 件のコメント:

sora249 さんのコメント...

何があっても負けない力!!

それを山口 孝徳 という男は持ってるはず!!

応援してます!!!

道はひとつ!!

どんなに分かれ道があっても!

道はひとつです!

えいいち

sora249 さんのコメント...
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