皆さんは、音を学んだことはありますか?
私はこの6ヶ月間、音訳(視覚障がい者のために録音図書を製作すること)を
学んでおりました。先日、無事にその修了式をむかえることが出来ました。
学校などでは日本語について「言葉」をまなぶけれど、
音まで意識をして学ぶこと・・・私はしませんでした。
(音楽の「音」とは違います。言葉の「音」を指します)
何気なく使用していた「わたしが」の「が」。
これ、私には発音が難しいんです。
美濁音が言えないため、どうしても「が」しか発音ができない。
正しくは「(小さい ん を伴った)が」が正解です。
音を正確に伝えること、奥が深いし、音の幅も広いし、で・・・
むずかしい・・・。
「自分を伝える」手段はたくさんあった方がいい。
そして、相手の考えや気持ちも知りたい私にとっては
言葉やリアクションは需要なアイテム。これまでに、
手話と点字を学んだことがありますが、今回の 音訳 を学ぶ機会が
あったこと、この幸運に感謝をしています。
だって、それは私の音が、どなたかの言葉になるのです。
しかも、美しい日本語付き!これは素晴らしいことではないですか!!
これから、まだまだ勉強をしなければならないことは沢山ありますが
少しずつ、録音図書の製作にも力を入れていきたいと思っています。
この半年、私は文字を正確に伝える使命を忘れ、
ついつい勝手に感情を込めてしまったり(これは朗読)、
再録が許されない(間違えた場合は最初から読み直しの)ため
「早く最後までちゃんと読まなくちゃ!」と気ばかりが焦り失敗の連続。
しかも。漢字が苦手な私です(←しっかりしないと!)
辞書で調べたにもかかわらず「誤読」の連続!
最終試験の録音でも、あんなに必死に練習を繰り返したのに
やってしまいました。「さしすせそ」で舌を噛み、へんな部位で
日本語を切ってしまい、へんな場所にアクセント!挙げ句・・・誤読!
自分の万全も、それは自己満足に過ぎず、準備作業の詰めの甘さを
思い知らされ、どど〜んと落ち込み修了式を終えました。
そんな私をいつも癒してくれたのが、画像にある おいらくん の寝顔!
なんてかわいいの!と、予習/復讐を重ねながら励ましてくれました。感謝。
こんな私ではありますが、ヒトよりつまずきが多かった分、
耳が鍛えられ、多くの音を学ぶことができました。
皆さんももし「音を学ぶ」機会がありましたら、いえ、
日常の中でも発せられる「音」をじっくりと聞いてみてください。
そして、願わくば・・・美濁音を得たい私にご指導を!!
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