2007年8月7日火曜日

TEAM Pro Ride 江越岳也選手(ジュニア)紹介



私どもが住んでいる長野県は、山々の美しい県でもあります。
GWや夏休みになると、自転車に乗って山道を走る姿をよく
目にします。
今日は1時間の間に(私、車を運転中)3名の方とすれ違いました。

日差しの強さが体力を奪い、判断を誤る場合があります。
どうそ早め早めの水分・栄養の補給、そして休憩をお願いします。
皆さんの、いえ、サイクリストの皆さんのこの夏が
楽しく充実したシーズンであるよう、お祈りしています。
本日も安全運転で、行ってらっしゃいませ♪


さて、今日もTEAM Pro Rideの選手紹介(ジュニア)をお送りします。

江越岳也選手(中学2年生)。

岳也選手は、なんと言ってもバイクコントロールが上手い。
自転車に無理をさせず、速く走ることができています。
彼は腕や足の長さが長いので、日本人離れした外国人のような
走りができると、期待をしています。

総合的な強さを秘めた選手ですね。

年齢的な部分で、身体が不安定な時期ですが、この時期に
モリモリ食べて、モリモリ走って、身体を作っていってほしいと
思っています。
彼の場合は、お父さん(ダディクラス2連覇)が走れる方なので
一緒に走れるフィールドがあることは何よりも有利になります。
私はお父さんにも期待しています。笑

印象的だったのは、TEAMの年下の選手達がレースで走っている間、
自分のレースが近づいているのに、必死にコース中を走り回り
声援を送り続けていたこと。

仲間のために必死になれる・・・
この優しい気持ちは、全てのライダーに学んでほしい点です。
仲間を守れる強さを持っていなければ、その先の成長がありません。

全ての点で羨ましく、そして将来を期待させてくれる選手。
これからも一緒に走り続けような!
山口孝徳 監督 談


岳也選手は、全国大会の3日前から、吐き気や腹痛、発熱があり
受診したところ「虫垂炎」という診断をもらったそうです。
選手にとって生命線であるエネルギーが摂取できず、
フラフラだったそうです。それでも、この一年間、全国大会での
快走を願いトレーニングをしてきた彼にとって、
本当に残念で、悔しかったに違いありません。

それでも、愚痴のひとつもこぼさず、笑顔で会場入りしてくれました。
投薬などで容態が少し安定したとはいえ、
少しは食べられるようになったとはいえ、
本調子ではない身体でのレースは、心身共に応えたはずです。

しかし、彼は走りきりました。
私には「全力で走れたのでよかったです」と、伝えてくれました。
私は勝手に彼の心の中を想像しては、残念がったり、
悔しがったり、レースが10日後だったらよかったのに、とか
そんなことを思って腐っているというのに、
彼は違いました。

さわやか。

本物の勝負師。

全てを受け入れる勇気を彼は持っています。
若干14歳で。

私は彼に「お疲れ様でした」という言葉よりも、むしろ
「ありがとう!」という言葉を送りたい。

いつも礼儀正しく、きちんとご挨拶ができる江越岳也選手。
今回の経験は「これから」の人生に、確実に、プラスになります。
あんなこともあったよな〜と、いつか、同じ様なことで
困っている選手がいたら、
どうかあなたのこの経験をお話してあげてください。
力になります。

岳也選手、全国大会は本当にお疲れ様でした☆
来年はあなたの努力が、頑張りが、絶対に 花 開く と信じています。
いえ、念じています(←あら、この言い方、怖いわ・・・汗)
心を込めて。
マネージャーより

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