ディズニーハーフマラソン大会の当日は、前夜から少し雨が降ったようで
とても涼しかった。
私はTEAMジャージ(長袖)を着ていたので快適だったが
隣のタンクトップ型のウエアーを着ている女性は寒そうだった。
それでもこの気分の高揚といい、熱気溢れる会場の雰囲気といったら・・・
目が覚める。
当日は朝4時起床だったから。
私がスタートを待つポジションは「ウエーブ2」のEラインで
この大会に懸けている選手が並ぶ「ウエーブ1」とは違い
終始和やかであった。アメリカ国家を斉唱し、花火があがり、
スタートまでのカウントダウンを皆で唱え、
21キロもの道へ飛び出した。
ランナーへのエールを贈るため、道中、いろいろなスタイルで
力づけてもらう。フラに、私の大好きなチア、吹奏楽隊に
地元のボーイ&ガール・スカウトの子ども達、
そして多くのボランティアスタッフ。
選手ひとりでは、特に私のような努力や継続が苦手で
気力だけで走ろうとするランナーには、それら全ての心遣いが胸に響く。
ただ、多くの給水所でたくさんのスタッフから水の入ったコップや
エナジードリンク類のコップが差し出されるため、
この人からいただいて、こちらの方からいただかないわけには
いかないでしょう・・・、とへんに頭が気を使い、
水分で身体がいっぱいになる。
脱水になるより、まぁ、よいとしましょうよ!と自問自答したりて。
他のランナーは何を考えて走っているのだろうか。
走行中、おかしかったのが、道ばたで
「あなたは私のヒーロだ!!」→「なんて素晴らしいファイトなの!」→
「ゴールであなたを待ってるわ!」→疲れた身体には○○コーヒーショップ☆
と応援?宣伝?のお手製ボードがあったこと。
ゴール近くになると、余裕もなくなり、時間との戦いになるし
いかんせん、任務を果たしたい。
はたさねばならぬ・・・前に進むでござる・・・
などと頭の中にはそれしかなくなってくる。
アナハイムの町を走り、ディズニーランド(敷地内)に戻ってきてからが
一番つらい。ここを曲がって、ここを真っすぐ進んで、
ダウンタウンディズニーを抜けて・・・
ディズニーランドの駐車場がゴールとなっているのだが
そこに近づけば近づくほど、先にゴールをしたランナー達が、
私がずえったいに手に入れたいゴールド☆メダルを首に下げ、
疲れているでしょうに、後続のランナー達に
「あとちょっとだ!頑張って!」とエールを送り続けてくれていた。
まだ600mは走らないとならないだろうに、
私は、こういう場面にめっぽう弱く、
ゴールもしていないのに、沿道の同士達の心遣いにグッときて、涙が出た。
いかん、ここで泣いてはいかんのだ!と最後の(私なりの)スパートをかけ
ゴールをした。
その時、やったわ!とか、わぁ〜い!などというかわいらしい発言ではなく
やったッ!と(言葉で書くと軟弱ぽいが、ちがう。
もっとこう・・・ドスのきいた感じで)私は叫んでいた。
嬉しかったのは、今年のメダルの首にかける布の部分が
我がPro Rideカラーであるオレンジ×ブルーではないか!
しかも、しかも。私は昨年とは違い走ったのだ。
21キロの半分以上を(たぶん)。
疲れてめげそうになった時から始めるI can(私なら出来る!)ゲーム。
あそこの信号まで・・・I can、I can・・・
あのランナーの背中まで・・・I can、I can・・・
なーぁーのーに。昨日のブログにも書いたが、
私は目標タイムに42秒オーバーをしていた。
走ったのに。私なりに懸命に走ったのに。涙。
ゴール後、塩味っぽいベーグルやバナナ、オレンジ、協賛社でもあるドールの
フルーツゼリーなどをいただき、私はボロボロの身体を引きずるようにして
ホテルまで歩いて帰った。シャワーを浴びて、ウエアー類をササッと洗い、
干してから眠りにつく←今回はこの工程がほんとにしんどい!
時刻はまだ12時だ。ゆっくり寝よう・・・お疲れ様でした、自分!と
ベットにもぐる。
ドンドンドン!
はぁ〜???
寝ぼけ眼でドアを開けると、客室係の主任らしき男性が立っていた。
「お客様、本当に本日の室内清掃などはよろしいのですか???」
だーかーらぁ!
ドアのところに「起こさないでください」とカードを下げてあるし、
私がマラソンを終えて部屋に戻った時、既に担当の女性に
「今日はベットメーキングなど必要ありません。
タオル類だけ替えてもらえますか」と、チップも渡したし
タオルだっていつもより余計にもらった。なのに。
なんで起こすの!疲れているのに!!眠りについたのに!!!
時計を見ればまだ14時30分。どっと疲れた。
起き上がることもままならぬこの身体。こうなるとは分かっていたので
サイドテーブルに置いておいたフルーツジュースとアミノバイタルを飲み
また眠れるよう、神様に祈る。
眠りにつくのにいちいち神様に願わねばならぬとは。トホ。
この日も思ってしまった。
出国前に感じた「なんかイヤな予感がする・・・」を。
翌日も午前中まではベットでゴロゴロするものの、
午後遅く、私は市内バス(1日$3で乗り放題)で散策に出ることにした。
明日はアナハイムの町 バスでぶらり♪を伝えます。お楽しみに。
それにしても、自分で招いてしまっているかもしれないこの事態に
なんか、頭にきて、私は食べてやった!
ハーゲンダッツで2スコップ分のアイスを。
カロリーなんか気にするものか!!
ちなみに私の好きなアイスクリームは・・・バター☆ピーカン。
ホテル近くのコンビニで1リットル分を買い、ホテルで連日食べていた。
ゆえに、今、お腹周りについた脂肪に苦しむ。あ〜あ〜あ。
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