本日、日曜大工よろしく!ネジや板を買いにホームセンターへ。
私が板を選ぼうと、その売り場へ行くと、
私が買いたかった種類の棚には、既に、ひとりのおじいさんとお孫さんが
選んでいた。楽しそうに。
私もその邪魔をしないよう、特売のジョイ(台所洗剤)やBOXティッシュを
選んだりとそれなりに時間をつぶしたのだが、板売り場には
まだおじいさんとお孫さんが(私も買いたい!)その板を選んでいた。
時間もないので、その売り場に近づき、「すみませんが・・・」の
言葉と共に、1枚の板を抜き取り、邪魔をしたお詫びと御礼を伝え
私はようやくその板をゲットした。
おじいさんはその時、お孫さんに
「こういう時はレディーファーストで、うんぬん」と話をしていた。
ちょっと場面の意味が違うかも。。。ぷぷぷ、と思ったが
私はレディーファーストという言葉を聞いて、ある場面を思い出した。
先月、アナハイムのディズニーリゾート
「カリフォルニア アドベンチャー」の人気アトラクション
グリスリーリバーラン(という円形のゴムボートに乗り激流を下る)
に乗った時のこと。
私はもちろん「ひとり(融通が利く数)」なので、こういった場合、
並んでいても早く乗せてもらえるし、その分いろいろな方と出会いが生まれる。
この日は、メキシコからの5人家族とご一緒に。
私の両脇には小学4年生の男の子と小学1年生の女の子、
私の真向かいにはそのご両親と幼稚園生?のお子さんが座っている。
ボートが上昇し、小さな下りなどを繰り返し、メインイベントの超激流へ!!
季節が夏だったこともあり、水量も多く、既に乗った人はみんなビチョ濡れだった。
下る前にはみんなして(私も含む!)ギャーギャー、わーわー、騒いで
下り終えた時も、なんだかおかしくて、6人でケラケラ笑っていた。
同時に私は、左隣のお兄ちゃんの 手のひらのぬくもり を感じていた。
あまりの激下りに、どうやら、お兄ちゃんは私の手を握ってしまったらしい。
その行為がなんだかとってもかわいらしくて、私は自分から
「ありがとね☆」とウインクを添えて彼の手を握り返し、放した。
その後、私達が乗ったボートがゴールに近づいた時、
私としては、まず子供たちを優先に降ろして、
次は子ども達が心配しないようご両親で、
最後に降りるのは私だ!と勝手に想像していた。
しかし、私の想像は見事に外れ、結局、私とそのお兄ちゃんが
最後まで残っていた。私としては「子ども優先」と思っていたのに、
そのお兄ちゃんはなんともニクイことを言ってくれたのだ。
「お姉さん、お先にどうぞ!」
ちょっと!ちょっと!!ちょっと!!!
おばさんは、いえ、お・ね・え・さんは心底感激した!
だって、そのボートは完全に止まっているが、
足場がグルグルと回転しているのでこわいじゃぁないか!
早く降りないと!降りないと!!って、普通はなりますでしょ?
しかも、子どもなのに。
あっ、あっ、ありがとね!ほんとに、ほんとに、ありがとね!!!
と、しつこいくらい御礼を伝え、
ご両親にもなんて素晴らしいお子さんなのでしょう!
と賛美を讃えまくった。
日本ではこういった習慣&文化が一部の人達にしか育っておらず、
うんぬん、と、つたない英語力で私は必死に伝えた。
そこに文化があるとはいえ、まだ小学生である彼から
レディ−ファーストの心意気を学び、しかも実践してくれるその余裕に
私はその子の 手のひらのぬくもり を思い出しながら
旅ってやっぱり素晴らしい&ディズニー万歳!&アメリカ万歳!などと
思い続けたのであった。
レディーファースト・・・日本でやってもらったこと・・・ない!
(そーいうことを期待していないこと自体・・・文化も育たないよな・・・)
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